■ ニュースレターを作ってみよう
患者さんとのコミュニケーションを、よりいい関係にするのに使われるのが、「ニュースレター」です。「○○歯科医院だより」とか「○○歯科医院通信」「こんにちわ!○○歯科医院です。」といったタイトルで、多くの歯科医院が発行するようになりました。
ある歯科医院での事例です。その歯科医院は開業15年が経過し、患者さんとのコミュニケーションも慢性化してきていました。もう少し、活気を持たせたいということで始めたのが「ニュースレター」でした。
ただ、いざ書こうと思うと、題材に困ります。一般的に、ニュースレターは、次のような内容で構成されます。
1.お客様の声(利用者の声)
2.よくある質問への回答コーナー
3.お客様をお客様に紹介する(近所のお店紹介)
4.顧客の教育・育成コラム
5.社員、スタッフ紹介
6.会社や社長の展望、ビジョン
7.顧客へのアンケート、アンケート結果報告
8.日記モノ
9.今月読んだ本でよかったもの
10.営業時間案内
この歯科医院では、次の6つをその内容に決めました。
1.院長のつぶやき・・・院長を人柄を知ってもらうために、自分のこと、医療に対する思いなどを日記調に。
2.○○さん(スタッフ)に聞いてみよう(Q&A)・・・患者さんが興味のありそうなテーマを探してきて、スタッフが交替で。
3.患者さんインタビュー・・・親しい患者さんに、受診するキッカケや、受診後の様子、今後自院に期待することなどをインタビュー。
4.○○さん(スタッフ)登場!・・・スタッフの自己紹介。
5.編集後記
6.診療時間・休診日のお知らせ
サイズはA4で1枚、発行は毎月では大変なので、3ヶ月ごとにしました。紙の色は目立つようにピンクにして発行したところ、いまのところよく読んでいただいているようです。サイズをA4にしたので、書く量もそれほど多くなく、原稿もスムーズに出てきています。
当初、院長は、開業後15年も経過していますので、いまさら医院紹介でもないだろうと思われていたようです。でも、患者さんは、こちらが思うほど自院のことは知りません。むしろ、そこまで興味がないというのがホンネでしょう。お互いの信頼関係を築くために、まず、こちらが情報提供することが大切ではないしょうか。
追伸
「ニュースレター」の簡単なカット割(文書はありません)を準備しています。ご希望の方は、メールにて、お知らせください。
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>(*^_^*)b < 編集後記 ♪♪♪
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先週の金曜日は、名古屋で講演でした。事前に、主催者の方から、「講演後にお食事でも」と誘われて、大変楽しみにしていました。実は、私は鶏が大好き、名古屋といえば「名古屋コーチン」です。お食事も、当然鶏料理となったのですが、そこで、自分の至らなさを痛感します。
それは、数日前、新聞に出た「名古屋コーチンの2割はまがい物」という記事が、頭から離れないのです。「これって、ほんもの?」とどうしても思いながら食べてしまう。美味しいのに、そう思うことで、美味しさは半減です。
禅に「念起こる、これ病なり。継がざる、これ薬なり。」ということばがあります。ただ、目の前の美味しい料理を食べればいいものを・・・。名古屋コーチンから「念を継いでしまう」自分の至らなさを思い知ったのでした。
坪島秀樹 拝