• ツボメールお申し込み
  • ツボメールバックナンバー
  • セミナー情報

過去の記事

  • 2007年
  • 2006年
  • 著書

    輝く華の歯科衛生士 これからの歯科医院経営をチームで考える

    医歯薬出版(共著)

    価格:¥ 2,940 (税込)


    ツボメールバックナンバー

    ■ 価格=セルフイメージ

     今回は、歯科医院経営における価格に関して、整理してみましょう。

     皆さんは経営コンサルタントの神田昌典氏をご存知でしょうか。カリスマ経営コンサルタントとして、多くの指導実績を残し、著書も数多く出版されています。もしかすると、実際に講演等でお話を聞いたことがある方もおられるかも知れません。

     神田氏の最近の著書に『あなたの悩みが世界を救う!-不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル-』(ダイヤモンド社)という本があります。神田氏のもとに寄せられた50の質問に、著者が本気で答えていくという本なのですが、その中に、次のような質問がありました。

    「上司に「100円のリンゴを1万円で売れ!」と言われました。100円程度の価値のあるものを1万円で売るというのは、人を騙していると思ってしまうのです。どうしたらいいのでしょうか?」

     皆さんなら、どう答えますか?神田氏は本の中で、もし、イチローがリンゴを売ったら、1万円で100個くらい、すぐ売れてしまうのではないか、「自分はイチローじゃないし・・・」と思うことが、100円でしか売れない理由なんだと答えます。

     価格の本質は、どのようなイメージを自分自身に持っているかで決まる、と神田氏は言います。そして、本の中では、実際に1万円で売るための具体的な方法を探っていきます(詳細は、実際に読んでみてください)。そして、最後に次のように締めくくります。

    「美しくないのは、妥協が妥協を生むような仕事の仕方だ。
     そういう人生は、実りが少ない。100円でしか売れない自分になってしまう。
     あなたの1万円の価値に目覚めてください。」

     自由診療の料金をどのように設定するか、悩まれた先生も多いのではないでしょうか。開業時に安く設定してしまい、その後、なかなか上げるタイミングがわからず、苦労しておられる先生もおられます。最近では、大阪のインプラントの価格が、上部構造も含めて10万円代にダンピングしている、ということも耳に入ってきます。歯科医院経営での価格は、経営を大きく左右します。でも、その答えが「価格=セルフイメージ」にあるのではないでしょうか。

     “価格”の“格”には、「きまり、基準」という意味の他に「身分、くらい(格上げ)、しな、がら(人格、品格)という意味があります。まさに、自分の身分をどこに置き、品格をどう保つかが“価格”に、表れるということなのでしょう。“格”にはさらに、「うつ、たたく、たたかう(格闘)」という意味もあります。安易に売れる価格を設定するのではなく、相手に断られることや、断られないように努力する、そんな自分との格闘の結果が“価格”といえるのかも知れません。

       ★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆★**☆
         ┌──────────────────┐
    >(*^_^*)b < 編集後記         ♪♪♪
         └──────────────────┘
     先ほどの神田氏の本の中で、「フォトリーディング」と「マインドマップ」が紹介されていました。世の中に多くの情報が出される中で、その情報をいかに取り込んでいくか、効率よく取り込んで方法論を学ぶことはとても大切です。一度身につければ、つかなかった時と何倍もの差が生じます。成功者の多くが、それらの方法を独自に持っているとも言われます。ぜひ、読まれてみてはいかがでしょうか。
    『あなたもいままでの10倍早く本が読める-常識を覆す速読術「フォトリーディング」』(フォレスト出版)
    『勉強が楽しくなるノート術』(トニー・ブサン著 ダイアモンド社)
                                 坪島秀樹 拝

    ページの先頭へ戻る