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    輝く華の歯科衛生士 これからの歯科医院経営をチームで考える

    医歯薬出版(共著)

    価格:¥ 2,940 (税込)


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    ■経営者の器になる

     皆さんはヤン・カールソンの『真実の瞬間』といつ本はもう読まれましたでしょうか?サービス業とは「真実の瞬間」の積み重ねであるというこの本は、次のような文章で締めくくられます。

    『・・・従業員はビジョンを理解してはじめて、全力を傾けて実力を発揮するようになり、全員が総合目標達成のために自分の責務を遂行することが可能になる。そして、意欲的な従業員の強力な活力が解き放たれる。

     花崗岩の石材を切り出した二人の石工の話を例に引くのが私の経験を要約する最も適切な方法だろう。石切り場にやってきた男が、石工に「何をしているのか」と尋ねた。
     
     一人の石工は不機嫌そうな表情で「このいまいましい石を切っているところさ」とぼやいた。別の石工は満足げな表情で「大聖堂を建てる仕事をしているんだよ」と誇らしげに答えた。

     完成した暁の大聖堂の全容を思い描くことができて、しかもその建設工事の一翼を担っている石工は、ただ目の前の花崗岩をみつめてうんざりしている石工より、はるかに満足しているし、生産的だ。

     真のビジネスリーダーとは、大聖堂を設計し、人々にその完成予想図を示して、建設への意欲を鼓舞する人間のことである。』
                                        (ヤン・カールソン『真実の瞬間』)

     経営者として大切なのは、組織がどっちの方向に向かっているかキチンと示すことです。先生方に、どんな歯科医院にしたいのですかと尋ねると、「当院は予防を中心にやっていきます。」と答えられる方がいます。また、「患者さんに優しく、よく説明する歯科医院にしたいんです。」と言われることもあります。でもそう聞いたとき、私にはその医院の理想の姿が目に浮かんできません。

     大聖堂の完成予想図を示すように、来院患者の年齢層はこの位で、男性・女性どちらが多く、ユニットは何台、スタッフは何人、そして自分はどこにいて、どんな会話を患者さんとしているのか、そのときの患者さんの表情は?など、具体的に落とし込んでいきます。そうやっていくと、ターゲットが絞り込めてきます。スタッフに不足している能力もわかってきます。

     単に「予防を中心で」というだけでなく、こんな歯科医院を作っていくということを具体的に示す必要があるのです。スタッフに「このいまいましい石を・・・」と思わせるような組織には成長がないことはおわかりかと思います。「予防を中心で」というところで“思考停止”することなく、もう一歩考えを進めることが経営者として大切なのです。

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    >(*^_^*)b < 編集後記         ♪♪♪
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     先日の日経新聞に、レセプトのオンラインを1年前倒しで行う記事が載っていました。千葉の康本先生が「歯科の2011年問題」と言われていましたが、「2010年問題」になりそうです。「どうしたらいいの?」と安易に情報を求めるのではなく、「自院は何をすればいいのか?」とまずは自分で考えるべきです。
     オンライン化した場合、平均点数が下がるといわれています。(怖くてキチンと請求できないということでしょうか、よくわかりませんが、)もしそうなるとお感じであれば「何をすればいいのか」いまから真剣に考えるべきです。平均点数さがるのなら、もっと患者さんが来ないといけないとか、保険から自費に移行
    しないといけないとか、、、思いつく項目はそう多くはないと思います。打ち手はそう多くないのです。今年は2007年、あと3年です。いまから、どう行動を取るか、「座して死するを待つ」ようなことだけはしたくないものです。
                                  坪島秀樹 拝

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